お客様の体験を受けた声
覚醒パーソナルトレーニングスタジオBody Awake Labo代表の並木詠智です。
先日、私のブログを見て来て下さったプロテニスコーチのS様が来店して下さいました。
他のトレーニングスタジオでもずっとトレーニングをやって来られていてご自身でたくさん勉強もトレーニングもされているようでした。
この日は初回で特に働きの悪い大腰筋という筋肉へのアプローチを1時間程行ったのですが、
今まで使えていなかった神経−筋を使えるようになる効果というものはおそらく皆様が思っている以上に大きいものだと思います。
トレーニングというものは2〜3ヶ月やって初めて効果が表れるものと思っている方も多いのですがたった1回でもその方が本気なら驚くべき効果が表れます。
まだ1回して見ていないお客様ですが許可を頂きブログで紹介させて頂きます。
以下S様のメールより
並木コーチ
昨日はありがとうございました!
大腰筋という長年知っていたけど使えなかった部分にアプローチしてくれるとは思っていなかったので感動しました〜
〜中略〜
昨年10秒切った桐生選手に室伏さんがやっていたトレーニングを見て全く違うアプローチだったの見てああいう事できるトレーナーいないかなと思っていました。
やはり引き寄せの法則通り
とても良いコーチに出会えた感覚があります。
自分の体ですが現時点では
確かに内側に軸を少し感じるかな?という感覚はあります。
どんどん進めたいです。
ここまでが初回トレーニングをやった後すぐに下さったメール。
ここからはその翌日のメール(トレーニングをした翌日に実際に練習をしてみた感想を送って下さいました。)
実は今日2時間練習したのですが効果出まくりました。
練習前にメディボを代わりに数回床反力トレーニングやりました。
これはアナトミートレインの手技なんですかね?
・内側ラインに乗れるので親指から押し出す感覚があるので(これが普通か)
最近大したトレーニングをしてないのですが足が自然と出て行く
&地面を踏みしめる(体重を捕らえる量が増えている?)
床反力が効いたんでしょうか。
短いボールに対してもストップ&ダッシュが全く違いました。
余裕がありまくりです。
後言われた通り単純にオープンスタンスからのスイングでの
促通感、伝達力が半端ないです。
今までが鈍行で今日は新幹線くらいのスピード感です。
自分で打とうとしてないのに勝手スイングスピードが上がる感じです。
これも驚きでした。
後サイドに振られて片足になるといつもバランスを崩していたので 全く崩さずに戻れて全く疲れない。
サービスも足裏からの力がもらえてから綺麗に上に流れて行くので(あくまで今の時点です)
バチーン!て感じでした。
と同時に上体の力も入りにくい状態になりました。
腹に力が入る感じですかね。
腹筋のモコモコした感じではなく奥に意識が出てました。
終了後の疲れもほとんどないです。
これも信じられません。
ただ同時にショックでした。
今までサブエンジンで必死で動いていてメインエンジンが全く作動してないで
動いたんだなと実感しました。
でもコーチの「伸び代がある」の言葉にを期待してガッツリやって頂ければと思います〜
宜しくお願い致しますm(_ _)m
歩くと踏みしめる感じが出てきました。
重くて軽い体が理想かなと思ってますが
これかなと。
以上S様よりのメール
1回のトレーニングでも新たな神経系が活性化されるとこの様に効果が表れます。
スポーツの現場ではよく、
「腕の力を脱力しろー!!」
「柔らかく音が出ないように動け!!」
など言ったりします。
たしかに大リーグのイチローやテニスのロジャーフェデラーは柔らかい動きをしています。
だからといって身体的に全く同じようなレベルでない人が同じ様に真似て良いかと言うと必ずしもそうではありません。
彼らは力が入った、伝わった上で、力が連動した上で脱力をしているのです。
それは適切な位置に骨があり、正しいポイントを彼らが知っているからできるのであって
柔らかく動こうとしてなっているのではありません。
次の写真を見て下さい。
左足はボールを打つ瞬間ほとんど足の力は脱力しています。
しかし右足はどんな方向に一番力が作用しているように見えるでしょうか?
肘を伸ばし切っている右の腕なのか、ボールを押している左手の方なのか、腹筋なのか、背筋なのか?
私はこの写真から右足の裏で地面を強く蹴った力が連動してお尻やお腹、腕の力へ伝わっているように見えます。
右足の裏が宙に浮きそうな感じはありますでしょうか?
右の足の裏はキチンと地面を正確に捉えてその力を上へと伝えています。
運動連鎖の最も基本的なパターンは(CKCでの競技発揮において)圧倒的に足の裏で地面を押す力からの反発力です。
その圧倒的な床半力がその後の動作やその他の部位の脱力感を生んでいるに過ぎないのです。
これが何も出来ていない人に脱力しろ!が通用しない理由です。
床半力を使えない人が脱力してもイチローやフェデラーの様には絶対になりません。
基本的な足からの運動連鎖がキチンと教わっていない人がほとんどです。
その土台を無視して腕はフニャフニャにしてとか、音が鳴らないように動けとかは間違っています。
力を伝えられないで脱力は出来ません。
力んでプレーを行なってしまう
↓
力を抜けるように意識をする
ではなく
力んでプレーを行なってしまう
↓
連動出来ていないところを明確にする(これを的確に見極められる能力を持った運動指導者が必要)
↓
そこの連鎖性を高めるトレーニングで身体の協調性を高める(バランスを取ったり、コンディショニングで神経−筋の働きを改善したりなどなどここはトレーナーの腕の見せ所のひとつ)
↓
その中でしっかり力を出せるようにトレーニングを行う
↓
基本的なプレーの中で力が伝わるように練習(動きの中で力を入れるポイントは一瞬なのでそれ以外は力が脱力した状態になっていきます)
↓
その結果一瞬力を入れれることによって脱力できるようになってくる(ここに関してはここまでやってもまだ別の要素があるので競技やその動作によって脱力感は人によって異なります)
大体の流れはこんな感じです。
長ったらしい道のりの様に思えるかもしれませんが、それを1回でキチンとやればSさんの様に1回でこれだけ変わります。
トレーニングというのはただただ追い込む辛いものではなく、フレンチのコースの様な物です。
正しい組み立てが必ずあります。白砂糖たっぷりの生クリームを使った甘ーいデザート最初に持って来られてその次にサラダは食べたくないですよね?
気持ちなるくなると思うし、10万円の高級フレンチコースだったとしても台無しです。
そんな風に同じトレーニングをしたとしてもそこにどんな意図があって順番や組み立てをしているかが非常に大切になります。
今年はこういったコンディショニング、トレーニングに関する発信をしていきたいと思いますので、興味のある方はチェックして頂けるとブログを書く励みになります。
最後まで読んで下さりありがとうございます。
コラム
ちなみにイチローそっくり芸人のニッチローさんは動作はめちゃくちゃイチローに似ています。本当にそっくりです。が、彼は遠投20mくらいしか投げれない貧肩で、バッティングもクソです。ごめんねニッチロー。
彼の投げるフォームを見ても使わないといけない左足で地面を押す力がありません。
多分皆さんの目から見てもさっきのイチローの右足の様な力強さが無いのが分かると思います。
ニッチローは所詮ニセモノということです。